ブログ

明治学院大学から高輪泉岳寺へ(1)

電師です。

11月もなかば。

いっそう冷え込んできましたね。

先日、島崎藤村ゆかりの学舎である明治学院大学(東京都港区)から、
赤穂浪士が眠る高輪泉岳寺(東京都品川区)を訪ね歩きました。

途中、加藤清正ゆかりの覚林寺や細川家下屋敷跡など、寄り道も。

最初の目的地、明治学院大学には、島崎藤村が学んだ当時の学園の様子がいまも残っています。

島崎藤村といえば、
教科書で習った「まだあげ初めし前髪の・・・」の詩『初恋』や小説『破戒』で有名ですね。

晩年の大作『夜明け前』も読みたい一冊です。

『夜明け前』島崎 藤村(新潮文庫)

『夜明け前』は文字通り幕末から明治維新を描いた小説です。

明治維新前後を描いた歴史小説は
偉人の視線で描かれた小説が大半ですが、
『夜明け前』は、藤村が自分の父親をモデルに、
庶民の視線によって描いています。

小説の舞台は中山道木曽路の馬籠宿周辺です。

明治維新の動乱は、庶民にとってどういうことだったのか?

と思ったのがきっかけで読みはじめたのですが、
前半部分ですでに読み続けるのに挫折しております。

江戸からの黒船来航の噂が
山深い木曽路にも伝わり、旅人はただならぬ気配。

でもこの山村では、
たんたんと日常をおくるばかり・・・。

そんな感じで文章が長々と。

今読んでいる第一部(上・下)のあとには、
さらに第二部(上・下)が待っていますもの。

しかも、全巻ぶ厚いし・・・。

読み終えた人が言うには、
話の筋を知っていれば第二部から読んでも大丈夫だそうです。

第二部からは明治政府の方針による庶民の挫折と悲劇が。

まずは、
間と飛ばして、第二部から読んでみたいと思います!

いつかきっと全巻読破。

というわけで、
島崎藤村ゆかりの学舎、明治学院大学へ。

その前に、まずは瑞聖寺(ずいしょうじ)を拝観しました。

瑞聖寺は、東京都港区の白金台駅のすぐ近くにあり、
明治学院大学へ行く途中にあります。

黄檗(おうばく)宗の禅寺で、
臨済(りんざい)宗、曹洞(そうとう)宗と並ぶ日本禅宗三派の一つです。

瑞聖寺本殿の大雄宝殿は、
重要文化財に指定されています。

また他の寺院と違い、
壁の丸窓が珍しく、円形は「日」と「月」を象徴しているそうです。

屋根のてっぺんには火焔宝珠がのせられています。


ちょこんと。

内陣を覗くと本尊の釈迦如来像、
その両隣には脇士として、
釈迦十大弟子の阿難(あなん)像・迦葉(かしょう)像が安置されています。

阿難と迦葉の像は、写実的な造りで、
端正な顔立ちをした凛々しいお姿でした。

黄檗宗の僧がもたらした黄檗美術は、
西洋の影響を受けた写実的な表現で、
江戸時代の日本文化にも影響を与えたそうです。

ちなみに勝海舟は、
向島の黄檗宗弘福寺(東京都墨田区)で禅修業しています。

境内を周り、
瑞聖寺をあとにして、明治学院大学へ。

続きはまた近々。

Facebookで「レキシ堂」を見る

石垣