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劇場版タイムスクープハンター観てきました

電師です。

先日8月31日、公開初日の劇場版「タイムスクープハンター」を観てきました。

テレビ版同様にリアリティや市井の人々の人間味はもちろん、劇場版ならではの臨場感やSF感のスケールアップも楽しめて面白かったです。

サブタイトルが「安土城 最後の1日」ということで、本能寺の変からはじまり、その11日後の1582年6月13日から翌日の安土城焼失までが劇場版の舞台となっていました。
いつもどおり有名な歴史上の人物は出てきませんが、大画面やサウンドの迫力のおかげで、本能寺の変直後の混乱する京都にタイムワープしたような感じは、テレビ版以上に体感できたかもしれません。
唯一歴史上の人物で博多の豪商・島井宗叱(宗室)がでてきます。
この島井を演じていた上島竜兵さんがいつもの竜ちゃんでいい味出していて楽しかったです。
タイムスクープハンターは演技に臨場感を出すためにリハーサルをやらないらしく、そのアドリブ感でより竜ちゃんらしさが出ていたのかもしれません。

安土城のシーンは、安土城跡で撮影されたというだけあって、往時の雰囲気とともに、壮麗な天守閣もCGとはいえ重厚感がありました。
戦闘シーンでは、テレビ版でも定評のある弓矢の描写も、安定の怖さ。
風を切ってヒュンヒュン迫る音と映像は、ほんとうに死にそうで怖いです。

ストーリーですが、テレビ版では毎回ホロっとする人情話が多いのですが、劇場版はわりとコメディ色が強かったですね。
私は何度かツボ(とくに…カバン)にハマりました。
ただ、そのあたりで好みが分かれるところかもしれません。

あと、告知もされていましたが、劇場版はテレビ版シーズン5の最終話(織田兵に持ち去られる御石様の話)とも少し(けっこう?)つながっていて、観ていると劇場版もより楽しめます。
もちろん、劇場版だけを観ても充分楽しめると思います。

ほかに劇場版とテレビ版の違いとして感じたのが、テレビでは観ながらツイッターのタイムラインも眺めたりして他の人の反応も一緒に共有できたりするのですが、映画だとそれができなくなるので、ふだんツイッターも活用されている方にとっては少し物足りなさもあるかもしれません。
映画館で観る大画面とサウンドの迫力も良いですが、みんなが同じ時間に一斉に楽しめるテレビのリアルタイム感の良さを改めて実感しました。

もちろん映画も、同じ空間で楽しめるという良さもありますが、今回観たときは、100席ほどの座席数の館内に10人も満たなかったかも…。
たまたまかな。
『劇場版タイムスクープハンター 安土城 最後の1日』オススメです!

最後に、より劇場版を楽しめると思い、今回キーアイテムとなる「楢柴肩衝(ならしばかたつき)」を紹介します。
「楢柴肩衝」は、初花・新田肩衝とならんで天下三肩衝と呼ばれた茶器のひとつです。
釉(うわぐすり)の濃いアメ色が特徴で、その「濃い」を「恋」にかけて、万葉集の「御狩する狩場の小野の”楢柴”の汝はまさで”恋”ぞまされる …」の歌にちなんで名づけられたとされています。
現存はしていないそうですが、当時の価値を現在の価値に換算すると数億円以上にもなったようです。

もともとは室町幕府第8代将軍・足利義政の所有物で、その死後は持ち主を転々とし、堺の豪商・神谷宗白が買い取りますが、そののち宗白は事業に失敗し、博多の島井宗室が買い取ることになりました。
その後、宗室は北九州の雄・大友宗麟から大金を出すので「楢柴肩衝」を譲って欲しいといわれますが、宗室はこれを断ります。
しかし、最恐の茶器コレクター・織田信長もこの名器を欲しがりました。
宗室は、信長からの書状で京都本能寺で茶器のお披露目会を開催するので「楢柴肩衝」を持って上洛するよう命じられます。
さすがに断れないと思った宗室は、これから天下をとるであろう信長に商売保護を条件に献上することにしようと上京を決めました。
そして本能寺に招かれたその夜…そこから劇場版のストーリーがはじまります。

というわけで、残暑の9月ですね。
今年ももう残り4か月。
年内にやりたいこと山積みです。
急がねば。

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石垣